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僕らの食料をどこから入手するべきか!?

 突然ですが、今後、食料を自給するべきか輸入するべきか、我々消費者一人一人が、考えなければならない時期にきていると思っています。麺男の私が言うのもなんですが、確かにパスタもうどんもパンも超好きだし美味しいけれど、もう少し米を食べないといけないかなと思ったりしています。一昨日の夜に米の価格下落と米の消費の減少により、日本の米農家が存続の危機に瀕しているという番組を見て、今まで感じたことや考えたことを続きに少し書きました。日本の食料自給率などのこと、日本の米不足のせいで多くの餓死者がアジアで出た時の話などに触れています。長文です。時間がある時に読んで頂けたら幸いです。



 マスコミでも報じられている通り、日本の食料自給率はカロリーベースで概算ながら平成18年度ついに40%を切って39%になってしまいました(農林水産省HPより)。


表1)食料自給率  単位:%(前掲農林水産省HPより)

20071018jikyuritu.jpg


 一方、昭和40年には 111.7kgあった1人当たりの米と小麦の消費量は下記の通りに推移しています。


表2)消費量の推移(国民1人当たり) 単位:kg(前掲農林水産庁HPより)

20071018kokumotsuseisan.jpg


 米の消費量は大幅に減って来ております。一方小麦の量があまり変わっていません。それは、昭和25年から学校給食にパンが採用されていることが理由の一つかもしれません。つまり、既に昭和40年には小麦を消費する構造になっていたと言えるのかもしれないのです。その後、昭和51年(1976年)の米飯給食の導入開始までの26年間は、学校給食ではパンを主食としていたそうです。
 小麦粉の自給率が戦前の昭和10年の時点で96%あったものが、昭和40年には41%(昭和国勢総覧、食料自給表 平成15年度より)と急激に落ち込んでいることから推測すると、消費構造の大幅な変化と小麦粉の大量輸入が始まったということが言えると思います。
 学校給食のパンの導入はアメリカによる日本への小麦粉輸出という意図がはっきり見てとれるという指摘に真実味を感じます。


 これらの統計から言えるのは、昭和40年頃は小麦消費量の約3倍の米を消費していた。つまり、4回の食事に1回は小麦粉料理を食べていたと単純に推測できます。現在では小麦粉の2倍の米を消費していますから、3回に1回は小麦粉料理を食べていることになります。つまり、既に日本人は、3食全部を米を食べている訳ではなく、1日1回はパン、パスタ、うどん、そうめんを食べているということになります。


 さて、日本の食料自給率は、カロリーベースで39%、生産額ベースで68%あります。生産額ベースで68%あるからもう少し頑張れば大丈夫なように思えます。それぞれの自給率を見てみると次ぎのようになっています。


 米 :95%、小麦:14%、豆類: 6%、野菜類:82%
 (昭和国勢総覧、食料自給表 平成15年度より)


 小麦や豆類は自給率が低く輸入に頼っているけど、米の自給率は95%だから大丈夫そうじゃん!と思います。ところが、ここに問題があります。平成5年の冷夏による米不足が発生した際に、日本は緊急でタイ米を輸入しました。タイ米は美味しくないとか言われていたように記憶していますがあの時です。(実はタイ米の正しい炊き方をしていなかったことによるようですが・・・)このように、少し冷夏になったり作付けが悪い年が続くと直ぐさま毎日欠かせない食料を輸入に頼ることになります。


 更にこの時、実はその煽りを受けてバングラディシュや東アフリカの国々が受けたのだそうです。これらの国々は、もともとタイから米を輸入していたそうです。しかし、日本がタイから米を緊急輸入し、日本が高い値で米を買っていくため。経済力に劣るこれらの国々は例年通り米を確保することができなかったのです。このため、結果として多くの餓死者を出してしまったそうです。このように、食料自給率が低い我が国の行動により、2次的被害が起こってしまうことがある訳です。(この話はある大学教授の講演で聞きました)


 さて、結局何が言いたいかというとミサイル防衛なども大事だとは思うのですが、食料自給率をきちんと確保しておかないと、大変なことになってしまうということです。昨年に引き続き、今年もオーストラリアでは小麦が不作のようです。ご存知のように、これにより小麦の価格は上昇しています。インスタントラーメンもパスタも値上がりの予定だそうです。うどん屋さんも結構大変なようです。
 米が不作になり、同時に温暖化などの影響で万が一、日本人の3食のうち1食を締める小麦までもが世界的に不作で足りなくなると、輸入に頼っていたのでは私達は食料の確保ができなくなる可能性があります。下記のグラフの通り先進国の自給率は日本よりはるかに高いです。


20071018_011022.gif
農林水産省HPより
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.htm


 最早米の生産量・消費量の減少は止められなく、米農家は衰退の一途である。だから米は主食ではなく、野菜の一種としてとらえるべきだ。こんな風に一昨日のテレビ番組の中である学者は言っていました。反対にある経済評論家は、もっと農業の多面的な機能を見て、支えていくべきだと言っていました。米も美味しく安く食べたい、小麦粉料理も大好き。だからパスタもパンもうどんもピザもお好み焼きタコ焼きも食べたいです。ただ、そんな美味しいものを何でも食べられる現在の食生活のためにも、農業についてどういう方向性で行くべきか、消費者である我々も考えなくてはならないのではないかと思ったのです。
 私は、農業は国民の食料確保のためにも、また多面的な機能(環境、文化)においても重要な役割を担っているので、税配分を上手く調整して農業をもっと振興して行くべきだと考えています。みなさんはどうでしょうか!?


 長い長い悪文駄文戯れ言にお付き合い下さってありがとうございました。



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コメント

難しいことはわかりませんが、食料に限らず、多くのものを他国からの輸入に頼りきっている日本は、万が一何かが起きたとき、生き残ることは難しいと思います。

日本人は、愛国心が低いとよく言われますよね。
西洋諸国にあこがれるあまり、一番大切な自分の国のことを勉強しようとはせず、自分自身で自国を滅ぼそうとしているのかもしれません。恥ずかしながら、私自身もその一人に入ると思います。

急速に発展を遂げた日本は、周りにもてはやされ経済大国だと高をくくっていると、いつか回りに煙たがられ、蹴落とされるときがくると思います。

なんとなく、そんなときが来るんではないかとは感じていながら、いつもそこから目をそむけようとしてしまいます。

私たち一人一人がちゃんと向き合っていかないといけない課題ですね。

豆類の自給率は6%なのですね。
スーパーに並んだ豆腐&納豆のパックにはどれも「国産大豆」って書いてあるのが不思議だなぁって思っていたのですが…。
やみくもに国産だからいい!とは思いませんが、まずは正直に表記してもらいたいものです。
大量生産された輸入大豆を使っているので安い、国産は人件費その他が割高なので高い。それぞれの安全性や栄養価はこれこれである…と明記されたものを自分の判断で選びたいです。
そのためには、もっと勉強しないといけませんね。

輸入しすぎると国産の農物の生産にダメージがかかりますよね。
アフリカの国についてのテレビレポートを観た時に、「自国で野菜が穫れるのに、オランダやヨーロッパからの安い輸入品(元は寄付)に市場が占領されていて、誰も国産の野菜を買わない。」っていう現実をみました。
日本でも、国産の米農作を国費で援助するよりも、安いお米を輸入した方が。。。っていう考えは分かりますけど、結果的にどんどん頼り切りの状態になっていくんですよね。

お金があるうちはいいけれど、外国の物価が高くなって日本経済がどんどん低下してったら、将来はどうするのでしょうかね?
心配になってきます。

ばぶおさんのように、考える消費者がどんどん増えていくと変わっていくのでしょうね。

同じ話しを当時加入していた厳しめの生協の勉強会で知りました。
ショックでした。
いまは「とうもろこし」とかの、バイオ燃料でまた、同じようなことになってますよね・・・

十数年前より随分とばぶおさんのように、
この問題や食について考える人が増えて嬉しいです。
ネットの中でも増えている。
ホンマに嬉しい。

okanちは某生協の予約登録米です。
生産者にも消費者にもとても良いシステム♪

もじょもじょさん!

長文におつき合い頂いてありがとうございます。
輸入に頼るということは食えるか食えないかを相手に委ねるような所がありますよね。

日本人の西洋コンプレックスってありますよね。
まあ明治維新〜敗戦という流れの中で仕方の無い部分もあるかもしれませんね。だって音楽の授業でも和楽器とか習わなかったと思いません!?

仰るように何時までも経済大国であり得ないですよね。日本はこれから人口減となれば自ずと経済規模も小さくなりますから、それだけ力も落ちて来るかと思います。そのことも考えて私達もいろいろな行動を起こさなければならないかもしれません。

少しずつ考えて何かできることからやっていくしかないのかもしれませんね!

たんぽぽさん!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
4年前位の統計なので更に下がっているかもしれません。
仰るように納豆の表記が正しいかどうか、疑いを持ちたくなりますね。
食品の偽装表示などが多くニュースになっていますが、本当に正直にやって欲しいです。

>大量生産された輸入大豆を使っているので安い、国産は人件費その他が割高なので高い。それぞれの安全性や栄養価はこれこれである…と明記されたものを自分の判断で選びたいです。

私も賛成です!自分で判断したいのできちんと情報提供して欲しいです。
自己防衛のためにもたんぽぽさんが仰る通り、消費者も勉強しなければならないでしょうね!!

ブースケさん!

関心を持って頂いてありがとうございます。
ドイツはジリジリと自給率が上がっていますね。

>輸入しすぎると国産の農物の生産にダメージがかかりますよね。

これはきっとヨーロッパの先進国も体験してきたことだと思います。かなりヨーロッパは農業については保護している印象があります。

>「自国で野菜が穫れるのに、オランダやヨーロッパからの安い輸入品(元は寄付)に市場が占領されていて、誰も国産の野菜を買わない。」っていう現実をみました。

これ↑は日本もパン給食になった時の最初の1年は、全部アメリカの寄付でスタートして、翌年から買い取りになったということです。アメリカ産の小麦を消費させようという意図があったと指摘されています。

経済性だけで考えると安い輸入をした方がよくなるのは、致し方ないのでしょうね。誰だって安い方がいいですもんね。
その結果で生じることも理解しておかなければならないのでしょう。

日本はいつまでも高いお金で食料を買える国でいられるかどうかわかりませんね。
自分達の生活は自分達で守るしかないのかもしれませんね。
人任せにしないで行動なのかも。

okanさん!

おお既にご存知でいらっしゃいましたか。流石です!
私はこの話(バングラディシュの話)を聞いた時にショックでした。何でマスコミはそういうことをもっと大々的に報じないのかなと思います。

>いまは「とうもろこし」とかの、バイオ燃料でまた、同じようなことになってますよね・・・

これもメキシコの人達などが困っているようですね。それに国内の畜産業の方も飼料の価格が上がって大変なようですね。そのうち肉や乳製品の価格に転嫁され消費者にも影響が出て来るかもしれませんね。

食について考える人は増えてますね。ブログというのもそういう食についての認識を増やす一助になっているのかもしれません。こういう点でもマスコミだけに情報を頼らず、自分で情報を注意して選びながら共有したり、発信したりすることが必要なのかもしれませんね。

>okanちは某生協の予約登録米です。
>生産者にも消費者にもとても良いシステム♪

農産物の流通の形態も変えて行く必要がありますね。
農家も消費者も努力と協力が必要なんでしょうね。

日本は間違った方向に進んできてるようです。

日本人は… 私も含めてですが、目先のことしか見てなくて…
もっと先のことを見なきゃいけませんね。

あまぞんりりーさん!

日本が進んで来ている方向が正しいかどうか、答えはあるようで無いのかもしれません。

目先のことも大事だし、もっと先のことも大事ですね。
きっと両方が大事なんでしょうけど、人間は目先のことがわかり易いですよね。
私なんかいろいろ書きながらも、目先のことにとらわれて日々生活に追われています(^^i)

私が子供の頃に遊びまわったれんげ畑(田んぼ)は
減反政策でどんどん宅地に変わり、今では半分も
残っていないんじゃないかな~。
農業振興・・確かに、生物相手に休みなく働く
農家の方々が本業だけで食べていけるような
システム作りって大切だと思います。
直接農業に関わっていなくても、米や野菜を育てる
ことの楽しさや苦労、味わう喜びを知ることも。

それから最近腹がたつのは、食品メーカーの不祥事・・。
「もったいないから」消費期限切れの商品を
使いまわしたというなら、なぜ、安易に作り過ぎず
在庫を増やさない工夫が出来ないのか・・
雪印事件も「見つかって運が悪い」くらいにしか
思っていなかったんでしょうね・・

とみさん!

博多は田んぼをれんげ畑と言うんですか。面白い!
減反政策って何だったんだろう!?って感じですよね。
国防のように経済論理だけでない意味も物事にはあると思うんですよね〜。
何でも相手のことを知るっていうのは大切ですよね。
自分で料理をすることで、やっぱりプロの仕事は素晴しいと思うし、親により感謝するようになりました。

食品メーカーの不祥事は終わらないですね。
いい加減にして欲しいです。バレないと思っていることが間違いですよね。
ブランドも信用できなくなってきますね。

夫の実家がかなり米どころの大きな米農家なんですが、米だけの年収を聞いて、ひっくり返りそうになったことがあります。呆れるほど安いの。日本人の主食なのに!
主食を守れないって、とっても愚かな事だと思います。

食べ物でも何でも100円ショップで買えるというのも、考え物だと思いますよ。
信楽焼きを作っている友人が言っていたんですけど、何でも100円で購入できるから、品質のよいものが売れなくなるって。

あの米不足のとき、丁度ちび君が離乳食の真っ最中で、お米がないなんて!って落胆したけど、実は普通に手に入って(タイ米との抱き合わせなし)、タイ米を捨てているとかそういう話題をニュースで聞くたびに、すごく変な気分になったのを思い出しましたよ。あれは、正しく食べたら本当においしいお米なのにね!

ゆき珠さん!

そうなんですよね〜米だけの年収なんて本当に安いんですよね。
生産者米価なんて安い物なんですよね。やっぱり流通などいろいろな事に問題があるんでしょうね。主食はやっぱり守って行くべきですよね。

そうですよね〜日本は何でも便利簡単な方向に行ってますよね。確かにそれによる恩恵もあるんですけどね。経済原理で考えるとそれが普通なんでしょうけど・・・
それだけじゃないから、今環境とかって言っているんだし。

米危機の時には影響がなかったんですね。私も産地出身だったし、親戚も米農家だからそれほど影響はなかったんですが、タイ米を捨てるとか美味しくないとか聞いて何だか嫌な気分でした。
タイ米は正しく炊くと美味しいですよね!!

あ!博多でも田んぼは田んぼです^^
春になると一面にれんげが咲いて、れんげ畑に変身!
それはそれはキレイで大好きだったのです♪

あと、稲刈りあとのわらを干した田んぼで遊ぶのも。

とみさん!

博多は二毛作なんですね。
一面にれんげとは迫力がありますね。
原風景というのでしょうか。そういうものが変わりつつありますね。
秋の田んぼは私も遊び場でした!!

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仕事と時々勉強。ついでに料理にチャレンジ。できる限り自炊を心掛けています。

*ヘルニアの痛みと長い付き合いになりそうです。

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