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2種類のスパイスで作るペシャワール風!?チキンカリー

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 ペシャワールとはパキスタン北西部の都市のことです。アフガニスタン国境に程近い所です。(google mapではこの辺り)パキスタンは仕事で一度行ったことがあります。もともと宮本輝の『草原の椅子〈上〉』を読んで、タクラマカン砂漠に、フンザに行ってみたいと思っていました。場所は違いましたが、とても素晴しい風景に感動しました。続きにパキスタンのことを少し書いております。時間があったら読んでみて下さい。

 Anyway!これは、インド人の友人が中東を去る前にくれたレシピにあったペシャワール風のミートカリーを参考に作ってみました。恐らくミートというのはマトンの事だと思うのですが、チキンと勝手に読み替えて作ってみました。だから現地のペシャワール風チキンカリーが、こんなチキンカリーかどうかはわかりませんのでご了承下さい。パキスタンで食べたカリーは、今回のカリーとは全く違うカリーでした。


 パキスタン料理というとインド料理との違いがよくわからないのですが、より玉ねぎを多く使っているというイメージがあります。今回のこのレシピは玉ねぎもたっぷり使います。そして、使うスパイスは僅かに2種類です。スパイスはいろいろ入れればいいもんじゃない!というお手本のような一品でした。玉ねぎの甘さと唐辛子の辛さがナイス!『世界の料理で旅気分シリーズ』はまだまだ続いております!!



<材料2人前>
 鶏手羽元・・・・・・・4〜6本
 玉ねぎ・・・・・・・・1個
 にんにく・・・・・・・1〜2個
 塩・・・・・・・・・・適量
 胡椒・・・・・・・・・大さじ1/2
 チリパウダー・・・・・大さじ1/2
 水・・・・・・・・・・2〜3カップ
 サラダ油・・・・・・・大さじ1


<作り方>
 1)鍋にサラダ油(あるいはギー)を入れて玉ねぎが艶やかな茶色になるまで
  炒めます。レシピにはgolden brownと書いてありました。

 2)胡椒とチリパウダーを加えて香りを出します。

 3)手羽元と塩を加えてよく混ぜます。水分があるようでしたらここで弱火にして、
  水分が抜けるのを待ちます。

 4)焦げないように注意しながらオイルが分離してくる位になるまで炒めます。

 5)水2〜3カップを加えて肉が柔らかくなるまで煮ます。

 6)とろとろグレイビーになったら完成です!


<パキスタンの思い出>
 パキスタンには仕事で行ったことがあります。北京経由のPIA(パキスタン航空)で行きました。行きか帰りか忘れましたが、機内から見た天山山脈らしき山々の姿が本当に美しかったです。感動的でした。ただ機内はちょっと匂いが・・・
 イスラマバードからアフガン国境の町へと向かったのですが、途中交通事故で渋滞になったら、バスなどから人が出て来て、珍しいのか日本人を見る見る!知らない所で俺達大丈夫か!?とちょっとびびっていました。
 途中の風景がとても雄大で、遮るものが無く目線がずっと遠くの山々まで通る平原が続いていました。田舎育ちでありながら、ビルが多く、目線が通らない東京に住み若干のストレスを感じていた私にとっては、とても気持ちのいい風景で、感動しっ放しでした。

 日本のようにきっちりと端っこまで舗装されていない高速道路を、荒っぽい運転でひたすら進んで行きました。途中、日本のデコトラも負けてしまうようなド派手なトラックと何台もすれ違ったり、追い越したりしながら進みます。時折、道路の所々で、男が二人組で座っているのを見かけました。時にはポツンとたった一人で座っている者もいました。一様に笑っています。
「あいつらは真っ昼間から何をしているんだい!?」と運転手に聞いてみると、
「仕事も無いので話をしているのだ。」と言うのです。
「でも仕事も無いのに笑ってるじゃないか!」と言うと、
「だって泣いてもしようがないじゃないか!だから笑っているんだよ。」だって!
そうだよな〜と何だか妙に納得してしまって、不況で苦しんでいた当時の日本の人達に聞かせたいと思ってしまいました。
 後から聞いたのですが、当時のパキスタンは国防費が国家予算の45%以上を占め、また納税率も一桁台とのことでした。国家運営の難しさを感じると共に、日本との違いを大きく感じました。
 その日からしばらく、天井にはヤモリが這い、時折コオロギが飛び跳ねて来る部屋で寝ました。それでも結構清潔だったと記憶しています。

 ペシャワールから近い同じく国境の町ダラという所に、その時行きました。ダラへは峠を越える前に、傭兵を雇ってから行きました。ダラはトライバルエリアと言ってパキスタン政府の法律も警察の力も及ばない無政府状態の町だから念のためということでしょうか。そこは部族地域であり、古くからのパシュトゥーン人達の部族社会があります。その後中東でパキスタン人に会って、ダラに行ったことを話すと「Oh!dangerous area!!」と一様に言われました。

 私が行った所のほとんどが安全でとても美しい所でした。文化は大きく日本と異なっており、人々の生活も大きく違っています。しかし、また行ってみたいと思わせる国でした。



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» Peshawari Meat Curry / ペシャワール風ミートカリー from アジアンレシピ
 これはパキスタンの北西部ペシャワール方面のカレーです。シンプルに使っているスパイスは2種類だけ。決めては... [詳しくはこちら]

コメント

おぉーっ、インド人もビックリ!今度はパキスタンに飛びましたかっ?!(笑)
実際のレシピはチキンではなくマトンじゃないかというお話、
確かにこの材料であればチキンよりはマトンの方が合うかもと納得。
チキンだったら、これにガラムマサラやトマトとか入れてみたくなります〜♪

パキスタンのお話、興味深く拝見しました。
ばぶおさん、よくぞご無事でお戻りになられましたっ!!
無政府状態の町には私はちょっと怖くて行けましぇん。
でも、そういうところで貧しくも逞しく生きてる方々のほうが
恵まれた都会で暮らしている方々よりも、
なんか活き活きしてるって感じたりして。目もきれいだったりするし。
良い生活していても目がサバだと悲しくなりますからねぇ〜・・・。
(なんて言ったらサバに悪いけど・・・。)

これだけの香辛料でもカリーなの? というかんじで、
カレーの常識を少々くつがえされました。
文化も生活も真逆のような国の人たちと
仕事の交渉をするのは何かと苦労があったんじゃないかとお察ししてます^_^;

シンプルなスパイスでも美味しく出来るんですね!
私も、聞いたお話ですが、スパイス類が高くて買えないような
人達でも少しのスパイスでカレーを作って食べるそうですね。
またタマリンドは、救荒作物でどんな荒れ地でも、洪水などの
被災に遭っても育つので、貧しい人達でも食べられるもの、と
聞きました。
しかし、本当によくそんなデンジャラスな処へ・・・
お仕事とは云え、貴重な体験をされて来たんですね。
よくぞご無事でお帰りになりました!!
平和ボケしている私を始め、日本人にもっと伝えて頂きたいところです。
さー、GWもあっという間に残り僅かです!
何処に行くのかな〜〜〜?

友達にカレーのレシピ本を2冊借りたばっかりなんです。
夏になる前に美味しいチキンカレーをマスターしたくって♪

おぉ、ここにもカレ-が!
スパイシ-な感じですね♪パキスタンも香辛料が豊富なのでしょうか。
自分ではなかなかアレンジできません。
↓のたこ焼き、うちにはたこ焼き器はありませんよ(笑)美味しいお店があるので食べたい時は買いに行きます。

おてもやんさん!

パキスタンは予想できなかったのではないかと思って!笑
マトンが合いそうですよね。トマトとか入れようかとよっぽど思ったのですが、止めておきました。一度2種類のスパイスでどうなるか試したかったんです。
無政府地域ですが、傭兵も雇わずに行った人もいるようです。実際、変なことをしなければそれほど危ない目には合わないかと思います。ただ、旅は油断と過信は禁物なので、お薦めはしません。
それ以外のパキスタンもとても素晴しいんです!
向こうの子供達は特に目がきれいだと感じますね。
それはいろいろな血が混ざっている人が多いこともあるんでしょうが、生活からくるものも多いのかもしれませんね。
生き生きとした目をして日々暮らしたいものですね!!

あまぞんりりーさん!

そうなんですよ!スパイスは多い方がいいという風潮があるように思いますが、スパイスを活かせば少量でも美味しくできる見本のようなカリーです。
パキスタン人との仕事は、確かに初めてのイスラム教の人々との仕事だったので、突然礼拝でいないとかの戸惑いがありましたけど、この時はむしろこの仕事に関連した日本の会社と隣国の会社のお陰でとんでも無い目に逢いました。その人達の方がとっても酷い人達でした。笑

ひ〜さん!

意外でした!玉ねぎの甘味が出つつピリッとして美味しかったです。
パキスタンは貧しい人々が沢山いました。そういう地域の人が買えるものというのはきっと限られているんだと思います。食事はその地域の風土や経済性を表しますよね。

危険なエリアにも行きましたが、その他のエリアは安全でとても美しい国でしたよ。
平和ボケしててもいいと思うのですが、危険な所で生活せざるを得ない人もいるんだということを思いつつ、感謝して生きることも我々には必要かもしれませんね。

きしろさん!

カレーの本いいですね。夏に向けたきしろさんのチキンカレーを楽しみにしています!!

ユムユムさん!

他の方もカレー!?ユムユムさん??
今日はまだ巡回していないので、後ほどカレーを探しに行きます(^^)
パキスタンもスパイスが豊富ですね。インドと同じような料理が多いです。

美味しいたこ焼き屋さんがあるのが羨ましいです。
大阪の味はたこ焼きだけじゃないと分っているのですが、大阪出張の際は必ず食べます!!

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